スーパー家族日記

僕と妻と娘と息子。家族に起きたことを書きます。

震災の日の振り返り

震災が起きた時間帯、僕は川崎の取引先を訪ねる前に昼食のため、バーガーキングにいた。ちょうど食べ終わってゴミやトレーを片付けようとしたとき、ゆったりとした揺れが始まった。

あ、地震だ、と思ったが、とても緩やかに感じたため、危機感を持たなかった。おそらく横揺れだったのかな? 体をふらつかされながらドアを開けて外に出ると、歩道の街灯がゆら〜、ゆら〜と左右に振れていた。

あれ、これはなんだかいつもと違うぞ、という印象。周囲の人も同じように感じたようで、誰からともなく高い建物が並ぶ歩道から、横断歩道へと急ぎ、車道の真ん中付近へと逃げた。そのとき、車は止まっていたのだろうか。赤信号だったのだろうか、覚えていない。

揺れがおさまり、取引先ですごい揺れでしたね、建物大丈夫ですか、などと話していると、電車が止まった、駅はタクシー乗り場にすごい列、そしてニュースが……と次々とネガティブな情報が入ってきた。

取引先の事務所にはテレビがなく、一部の人が携帯でワンセグをつけて見入っていた。僕の携帯はiPhone 3GSだったが、今ほど携帯で情報収集する習慣がなく、しばらく帰れそうにないからと出されたお茶を飲み、周囲の言葉に耳を傾けていた。

当時、僕は、京王相模原線の京王よみうりランド駅付近に住んでおり、職場は渋谷。川崎に親しい人はおらず、電車いつ動くんだろう、などと考えていた。すると、取引先のスタッフが大きな車で来ており、帰宅するので溝の口駅までなら乗せてくれるということになった。

すでに外はかなり暗かった。溝の口駅で降り、さあどうしようと考えたのか考えなかったのか、とりあえず歩き始めたように思う。妻にメールしたかも。よく覚えていない。そして、あ、そうだ、と、それまでほぼ使っていなかった、iPhoneのマップを開き、自宅への経路を表示。

なんとか無事に帰宅できた。僕は車に乗らないので、道にまったく詳しくなく、iPhoneがなければ人の流れに適当に乗って、迷うなどしていたかもしれない。振り返ると、僕の中ではiPhoneが一番役に立ったのはあのときだ。

今検索すると、溝の口駅から京王よみうりランド駅は10キロほどで、徒歩で2時間半弱。そんなに遠くなかったんだな。

そんなことを今日、iPhone 8で打ちながら自宅に帰ると、鍵がない……。ネタでなく、ホントに家に鍵を忘れていた。10時13分、妻は起きていてくれた。わりと子供たちと寝ている時間帯なので、インターホンを鳴らすのが恐かったが、機嫌は悪くなかったようだ。

ドアは、小1長女が開けてくれた。年中長男は寝ていた。妻に「鍵忘れたかも~」と、笑いかけると微笑んでくれた。震災当時、妻は長女を妊娠していて、地震が起きた時間帯は、散歩中に寄ったホームセンター内で、商品や建物が揺れて恐かったそうだ。長女はそれから約4か月後に生まれた。